就職(9月)-1

65歳で退職して1年半が過ぎた。

退職後の1年を振り返って、様々なトピックを12カ月の内、最も関連する月に

それぞれ割り振りテーマとして順番にまとめてみた。

今回は9月、この月に一つのピークだった就職活動について、まとめてみようと

思う。

ただ、就職活動は、ずっと継続していて、もう一つのピークが、今年の1月だった

ので、複数回に分けてまとめる事とした。

就職は、退職直後、もっと言えば退職前から考えていた事だけど、今から思えば

随分アバウトに、のんびり考えていた。

退職直後と今では随分考え方が変化してきた事を感じる。

退職直後は、少しゆっくりしたいと考えていた。

もちろん、年金で生活できるのか、家計をまとめ、すぐにでも探す必要があるか

確認しつつであるが、この辺は「家計・年金(5月)」にすでに書いた。

ただ、雇用保険の事もあり、ハローワークには、4月13日に、手続き等相談に

早々と行っていた。

ただ、求職登録も近隣のパートを希望していて、できれば前職と同じ業界でITの経験

を生かせる分野を窓口では相談した。

検索してすぐに、ITでなければ事務でいくつかの仕事がある事を教えてもらったので、これはきちんと希望すれば何とかなるのかなという感触を得た。

慌てて働く前に、よく就職事情を把握した上で、7月くらいまでは、のんびりしよう

と考えていた。

4,5,6月と、身の回りの事や、前職の人などとの飲み会、出版の準備や、調べたい

事を図書館で情報収集(研究まがい)という気ままに過ごしてしまい、目標としていた7月になってしまった。

ただ、全く何もしていなかった訳ではなく、近隣で前職と同業界の中堅どころをターゲットにして、自分の特徴ややりたい事を一方的に文章にしてトップあてに送りつける

という今から思えば無謀で就職事情を知らない振る舞いを実行していた。

やってる感はあったのだが、当然の事ながら返事はなかった。

7月は過ぎ、8月には飽きもせずこの方法を拡大していった。

近隣のこの業界をグーグルマップで検索し、8月のノートには、近隣の37か所が

リストアップされ、希望に応じて◎、〇などと勝手にマークを入れ、しかも通勤時間を検索した結果が記載していた。

このうち24か所がEXCELに転記され、ホームページを検索して、窓口(人事、

情報システム部門)、住所などの連絡先などを表にまとめていた。

手法は何の返事もなかった最初のターゲットと全く同じ方法でトップあての手紙を

郵送した。

ハローワークではパートを希望登録したくせに、この手紙では、IT職種しかも

CIOを思わせる経営に近い顧問格のような職業イメージを希望していた。

いずれも、ホームページ上では、求人無しとあったのだけれど、CIOであれば

一般の求人窓口とは違うのではと勝手に判断して行った。

結果は、返事があればよい方、全く無視も半分くらいで、返事はすべて「求人は

しておりません」あるいは、定年は65歳なのでという答えだった。

履歴書を書いて具体的に、求職先に郵送するような就職活動は一旦ここでピークを迎え暫くは、ノートに書かれた具体的な就職活動は、見当たらない。

ハローワークで言われた事だけれど、前職で管理職、しかもある程度の規模の会社に

勤めていたシニアは極めて就職先のマッチングが難しい。

自分の経験を生かしてというところにこだわると見つからない。

これは、今、現在の自分についても言える。

就職活動の具体的な記載は、次の1月までほとんどなくなっていた。

自分の経験を生かしてというこだわりは持ち続けたまま、どうアプローチを変えて

いったのか。

次回の就職に関するテーマは、この1月になる。